大町市街北部、その名も大黒町に七尺(2m強)にも及ぶ大黒天が在ります。大正12年、これにあやかり「大國正宗(だいこくまさむね)」と銘じて清酒の製造を始めたのが北安醸造の起こりです。後に「北安大國」と改銘。創業以来、小谷杜氏、蔵人、社員が和をもって当地区でも一番小さな酒蔵を営んでいます。
西に北アルプス後立山連峰の鹿島槍、爺ヶ岳、蓮華岳の秀峰を望み、それを源とする鹿島川、篭川、高瀬川の合流するところ「仁科の里」に九十余年の歴史を刻む北安醸造があります。
山麓より湧き出る澄みきった伏流水と地元安曇野の大地が育んだ良質の酒米、蔵伝統の卓越した技で、北アルプス山麓の地酒「北安大國」が生まれます。